ご無沙汰ですね。

ずいぶんとブログをお休みしてしまいました。
寒さに固まっています。

腰痛限界なので焼成期間に入りました。
窯出し出来るまで2週間かかります。
大井戸茶碗がたかだか40碗ほどしか入らない小さな窯なのに、
なぜに、そんな時間がかかるのかというと、
常識的な焼成でないからです。
釉薬を掛けるのは素焼きを入れない「生掛け」ですが、
それから3度焼いて完成となります。

首の故障以来、薪窯は断念しています。
薪窯のカロリーに達するほどに焼きたいため、
ガス窯と電気窯を併用して三度焼成します。
最高温度は1180℃台です。
それほど高くありません。
高い温度で焼くと土味が悪くなるし、硬い感じで抱き心地も悪くなります。
ぜーゲルは使いませんが、1250℃は倒れると思います。
黄瀬戸ほどには徐冷時間はいりませんが、枇杷色の発色にも徐冷が必要です。

そんなこんなで勢い焼成時間が長いです。
2月初旬の終わり頃には窯出し出来る予定です。
良いテスト結果が出ましたらまた報告いたします。

皆様、お身体ご自愛くださって寒気を乗り切ってください。

スポンサーサイト

ただいまロクロ作業中

ここのところ井戸茶碗のロクロ引きをしています。

でも寒いよね。爺の住む山、今朝は雪でした。
日中の強い日差しで、もうすっかり融けてしまったけれど、
明日の朝が心配です。水道管が凍ってしまうと、
せっかくのロクロ引きが無駄になります。

冬は二日にわたるロクロ仕事になります。
午前中ロクロを引きます。水が切れるくらいまで乾燥させます。
夕方、かなり柔らかな状態で高台内を削ります。
翌朝やや乾いたところで化粧土を掛け、また乾燥。
腰部を削って仕上げになります。

こうした毎日を繰り返して、できるだけたくさん作ります。
腰が我慢できないほど痛み出したら、今度は選択。
その時点での「良いもの」を、ひと窯分選びます。
釉掛けのテスト分を残して、撰にもれたものは粉に戻します。
石臼で粉にするのですが、けっこう骨の折れる作業です。

試作をすればするほど、手作業が増えていきました。
おかげで爺婆家族は前時代的生活を楽しませてもらっています。


大と小があるなら

昨年末の窯出し時はちょっと驚きました。
焼物は縮み物です。
生の土の時より普通15パーセントも縮みます。
爺が井戸茶碗に使っている土はもっと縮みます。
20パーセント近くは縮むかもしれません。

でもでも、昨年末窯出しした茶碗は想像を超えて縮んでいました。
最低でも直径145ミリくらいになる物を選んで焼いているはずなのですが、
写真のそれは139ミリしかありません。
縮んだ分だけ軽くなるわけではないので、
330gと、大きさの割りに重さを感じます。

中井戸茶碗

前回の土より砂気をやや少なくしただけなのですが。
それにすべて表情の薄い茶碗で、
作者の思いと作業には隔たりがあることが明白な窯出し結果でした。

ところで写真の茶碗です。
見込みも井戸を覗くほど深くないし、取り立てて賞玩するところもないのですが、
なぜか李朝の雰囲気と愛嬌を持っていて捨てがたいです。

大も小もあるのだから、「中井戸茶碗」という括りがあればいいのにな。
そうしたら「三つほくろ」とでも呼ぼうかな。

爺のHPはこちらです。



持つべきものは

ここのところの冷え込みは爺の気力を凍らせて、
節々の痛みに愚痴をこぼすのが日課でした。

それなのに、今朝から爺は頑張っています。
化粧土を作りながら背中が痛み始めてもやり遂げました。

実は昨日、陶芸の恩人であり師匠である友人から電話があったのです。
「今年は社会復帰しますよ」と爺が年賀に添えたことに応えてくれたものでした。

その友人は黄瀬戸の名人とうたわれるあの人です。
井戸茶碗にも挑戦していて、爺に惜しげなく情報を与えてくれます。
爺がこうして焼物をあきらめないで続けられたのも友人のおかげです。

井戸茶碗のみを試行して7年が経ちました。
頚椎ヘルニアを患った爺のリハビリを兼ねての挑戦でした。
聞こえはいいですが、社会に取り残された気持ちは日々鬱積していきます。
楽天家にも限度があって、このところ家人にあたっていた爺でした。
でも、友人の声で気力をこわばらせていた氷が解けました。

ありがとう。

今年は春から

縁起が良いのはどなたにとってもうれしい話です。
さて、下の写真が爺にも良い縁起の兆しならうれしいです。
井戸茶碗(新化粧)
昨年暮れに井戸焼き用の化粧土を作ろうと新しい袋を口切したところ、
まるっきり別物が入っていました。
材料屋さんの単なる間違いならよいのですが。
かかる事態はままありまして、次回注文しても同じものが送られてくる可能性があります。
ブランド名が同じでも内容が違ってしまうのです。
焼物はやはり生ものですね。

でしかたなく、代用の生ものに替えて焼物にしたのが写真の釉肌です。

いままでのものより滑らかな焼き上がり。
化粧土のほんの一部の成分が違っただけなのにです。
で、次回よりこの土を使った化粧土で井戸茶碗を焼きます。

材料との出会いは、こうした「縁」によることが多いです。

皆々様にとっても爺にとっても「良縁」に恵まれた今年でありますように。

井戸茶碗最新作

昨年暮れも押し詰まって窯出しした井戸茶碗を
爺のサイトにアップしてあります。
現在の更新が済んでいるのは、
大井戸茶碗No.5~8と小井戸茶碗6の5碗です。
詳細画像はこちらです。
1月3日井戸茶碗

賀正

明けまして、書き始めです。
これからこのブログで爺作・井戸茶碗のあれこれを
書いていきたいと思っています。
もし目に触れることがあったら読んでみてください。

ちなみに爺の井戸茶碗ホームページは
こちらです。
プロフィール

iorijiji

Author:iorijiji
井戸茶碗陶術遣い

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR