どこまで行っても

蓑毛の冬は寒い。
給湯機が凍る心配があるので、夜明け前に必ずお湯を出す。
土曜の夜の吹雪からしてずいぶんと積もっているだろうと、水道栓をひねりながらまだまだ暗い窓の外を見て驚いた。
向いの山に雪が無い。木立にも無い。えぇー。
見下げると沢と道路には積もっている。なんだかホットしたのだが。本当に驚くのは世が明けてからだった。

我が家は一本きりのメイン道路から林道を150メートルばかり入ったところにある。
道路に出れば、そこはバス停。山暮らしだが実に便利な場所にある。
しかし、今朝はメイン道路まで行けない。林道は雪の吹きだまり場所だったのだ。深いところは1メートルを超す。

別に主義があったわけではない。旧いタイプの人間のせいで、出来ることは自身でやってきた。
だから20数年前、ここに転居したばかりに経験した大雪では、自らミニユンボを運転して道路まで雪をかいた。
それなのに、今の以織には雪かきする力がない。頸椎ヘルニアのせいでもう十年間、左腕には力がない。

女房と姉とが懸命になっても僅かな生活通路が開けただけ。
なにか良い方法はと思いついた。そうか役所の力を借りよう。
道路課のM氏は心よく応じてくれて、午後には開通。感謝。

でも、こんな大雪、次も見られるのかな。けして感傷的でなしに、歳月の過ぎるのははやい。
井戸に手を染めて、そう十年を超えているのに、まだ道半ばだ。
そうなんだ、まだ道半ば。
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Author:iorijiji
井戸茶碗陶術遣い

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