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悪い癖は治らないものです。

雨脚強くなってきた。天気予報で雨は知っていたけれど。
朝から窯焚き。今週は窯週間。

土のレシピ、釉薬のレシピ、焼成のレシピが整いだしたら、
通常、大きく枠を外さないものだろうけど、
以織はそれが苦手です。
常に変化を期待して、行き過ぎて戻れないこともしばしば。
それでも、新しい表情に惹かれます。

ものづくりにとって、この悪癖は長所であるとも信じていますが、
以織に茶碗を注文する方にとっては困ったことです。
いやいや、焼物屋になる前だって同じでした。
みなさんに大変ご迷惑をお掛けしてきました。

でも、なおりませんね。
だから、いつだって窯開けは期待いっぱいです。
今度もレシピ変えてしまいます。
なぜって、期待したいから。


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晴れた日はたたく日

昨日とはうってかわって良い天気。
仕方ないよなー。やだけどさー。
杉、檜の山に囲まれてひどい花粉症。
天気の機嫌が悪いと花粉症もひどい。
昨日までは唸っていたけれど、晴れたら体をいたわってはいられない。
というわけで、今年最初の土叩きです。

昨年来乾燥させていたカオリン原土を叩きます。
2年前まではコツコツ、石臼で叩いていたのですが、
小生も姉ももう歳。機械に頼ることにしました。
小さな土砕機にて作業します。
我が家の作業にはこれくらいの機械でたくさん。
というのは、土を磨り潰したくないから。
人の手で叩く粒度を残したいわけです。
とは言え、それでも人の手の方が追いつきません。
叩いた土を篩にかけるのですが、これは100パーセント手仕事。
ともかく土叩きを終えました。

で、まだ暑くはないので、シャワーでなく昼風呂につかりました。
首の持病持ちには、体を温かくするのが一番。
だから昼風呂は気持ちいいです。

でもね、こんなたわいもない毎日を記すのは好きでありません。
ブログネタを探すのも嫌いです。
ブログを書きながら矛盾している爺です。

まだまだ

ようやく釉薬を掛けました。
あとは乾燥して焼くだけ?
イエイエ、そうはまいりません。
まだまだ作業は続くのです。



昔の人はどうしてたのかな。
たいそう工夫して、風土に合った作業をしていたろうと思っています。
でなければ、あの質感は生み出せない。

古作の表現に近づこうとすればするほど
関所の数が増えていき、塀もますます高くなります。

                  以織爺

これからだ



さあ、仕事です。
乾燥が済みました。
いよいよ釉薬掛けをします。
今年はテスト窯を焼いただけで、作品はこれからです。
焼成が済んで窯を開けるには順調にいって2週間必要です。

焼物屋は気長でないと。
以織はすごく短気なので困り者です。
まだまだ冷たい蓑毛なので冷えきった釉薬樽に
手を入れるのには、ためらいが生じます。本当、冷たい。

訪問者




一昨日、わざわざ藤沢から突然訪ねてくださったご老人がいる。
なんでも、昨年暮れの平和島骨董祭で拙作井戸をご覧になったそうだ。
伊勢屋さんのブースで見たということなのだろう。
藤沢も秦野も同じ神奈川とはいえ、電車とバスを乗り継がねばならない。
それなのに寒い中をおいで下さった。
お茶人だと名のるそのご老人と楽しいひとときを過ごせた。
ストレートなご批評に嫌な味がしないのはお人柄からだろう。
以織ももう少し歳をとれば、あんなふうになれるのかな。
うーん、難しい。
ともかく、ありがとうございました。

蓑毛は寒いし以織も寒い

配達作業をリタイアし、
今はもっぱら集金業務だという新聞のおじさんが、
2週間遅れで購読料を取りに来た。
そして「ここに来ると、やっぱり寒いや」。

日が射すと春を感じるのだけれど、蓑毛は冷たい。
なのでロクロ引き後の乾燥が遅いので、作陶進まず。
しかたないので、ついついパソコン作業をしてしまう。
昨日アップした「以織が茶碗を焼くこと」はひどかったな。
伝えたいことが伝わらないね。ごめんなさい。

いえね、十数年、井戸茶碗製作に没頭してわかったことは、
「茶の茶碗」を作ろうとするなということ。
昔の李朝陶工がそうしたように茶碗形碗を作って作って作れば、
いずれ「茶の茶碗」が生まれると信じろよってこと。

これって最高に難しいことなんだよ。ウーン。

N氏執筆「高麗茶碗考」アップ




以織窯サイトの「作品考」に
恩人であり師であり友であるN氏の論説をアップしました。
題して「高麗茶碗考」です。(アドレスは下記)
http://iorigama.com/iori_ido/toha/kiji/nakamori_kourai/nakamori_kourai.html

我々はともするとフンワリした夢世界に陥りがちですが、
N氏はつねづね冷静な環境をさぐります。
高麗茶碗だけでなく伝統的作陶家にとっては必読の文かと。
どうかお読みください。
                       以織

疲れたよ。

今日は大井戸のロクロ引きをした。
まだ首のヘルニアは元気でうずいている。
一年半前ぐらいから症状が復活してきて、
ここのところ左腕を持ち上げるのもイヤだ。
幸せなことにロクロを引く筋肉は麻痺していない。
それにしても大井戸はつらい。体力勝負だ。
大げさに言っても小井戸の倍くらいの土取りなのに、えらくつらい。
疲れたよ。

加えて花粉の攻撃。大雪の後、一気に飛んできた。
そして今日の寒さ。水道が凍った。
冬の間、凍結防止のため、夜が開ける前に水を出しにいくのが日課。
しかし今朝は女房も忘れていた。いやふたりして花粉ダウンだからさ。
寒い日の花粉症は倍にしんどい。

思い出すのは3年前の今日、やっぱりひどく寒かった。
孫は入学説明を受けに高校の体育館にいた。
あの揺れの中、体育館の金属ドアを閉めようとしていた教師に、
逃げ口確保のため「開けておけ」と伝えにいった孫だ。
幼い頃から、臆さない男が、もう大学生になる。

すまない。被災した方々には言葉もない。

千種伊羅保のこと


上の画像は拙作・千種伊羅保茶碗です。
江戸時代、日本の茶人の注文によって伊羅保茶碗は生まれたんですって。
ひと昔前の陶芸書には、伊羅保は李朝固有の焼物のごとく記されています。
しかし焼かれた場所こそ朝鮮王国ですが、純然たる和好みのものです。
そんな伊羅保のカテゴリーの中に、片身替わり伊羅保というのがありまして、
字のごとく(画像のごとく)2種類の釉薬を掛け分けしたものです。
その片身替わりのなかでも、一番古いのが千種(ちぐさ)伊羅保です。
千種伊羅保の特徴は伊羅保釉という灰釉系の釉薬が半分、
そしてもう半分に井戸釉薬が掛かることです。
千種伊羅保は二碗しか伝世していませんが、その後に続く
片身替わり伊羅保には井戸釉でなく長石釉が使われます。
以織は井戸茶碗から出発したので、焼くのは千種伊羅保というわけです。
それにしても2釉を掛け分け、見込みに伸びやかに白刷毛目を廻らすなんて、
なんと大胆な意匠でしょう。
織部から遠州の時代にかけての注文だそうですから、
この意匠も時代の息吹です。
以織井戸サイトの作品考に関連記事を載せました。
Shopにも詳細画像をアップしております。
お時間がございましたら、ご覧くださいな。

伊香保夢二記念館


ほとんど遠出をしない以織ですが、2月27日は群馬県伊香保にいました。
いえいえけっして温泉へやって来たわけではありません。
伊香保にある竹久夢二記念館にいたのです。
なぜかわからないまま館長様からお招きをうけたからです。
昨年暮れ西荻・伊勢屋美術「壽庵」にて開催の拙作個展へ、
わざわざ足を運んでくださった館長様でした。
そして、この日があるのです。
この写真の後、二日間にわたり以織は直々にご指導いただくことになります。

それにしてもなんという規模のコレクション。
夢二作品だけでなく、夢二時代の美しき美しき日欧の生活用品が展示されています。
展示の方法はユニークで観る側の心情に配慮した工夫が楽しいのです。
ただ観せるだけでなく係の方々が説明をしてくださります。
「うーん、なるほど」。
具体的にはわざと書きません。体験なさってくださいな。
伊香保って思ったより便利です。
関越自動車道「渋川伊香保」インターより10キロ。
北関東の景観がグワッときます。奇観というべきかな。

大雪の残骸が伊香保もうず高く道路脇に積まれていましたが、
館長さんのお人柄に触れて、以織涙して帰路につきました。

それにしても信じられないほどコロコロ爺の以織の後ろ姿です。

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iorijiji

Author:iorijiji
井戸茶碗陶術遣い

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