長丁場になりそう。



この縮れた高台を椎茸高台とか縮緬高台と呼びます。
極端に粘りの無い土でロクロ引きして、
逆目にて仕上げ削りをすると現れます。
4〜500年前の高麗茶碗の中に斗々屋茶碗という一群があります。
とりわけ「霞」と「綵雲」と名付けられた二碗の椎茸高台は有名です。

かの仲森さんから、拙作・井戸茶碗に使っているカオリン原土を
「水簸してみたら」という提案をいただき、さっそくトライ。
その水簸カオリンを見て以織は
「これなら斗々屋ができるかな」と思ったのでした。

ところが、これが難しい。
水簸カオリンは鉄分をほとんど含まず、真っ白です。
斗々屋の素地は含鉄土です。
そこで含鉄土を加えるのですが、僅かに粘ってしまう。
その僅かな粘りが、椎茸高台を許さないのです。

上の画像は一割程度の含鉄土を混入して焼いたものですが、
斗々屋の色には届きません。
倍以上の鉄分が必要そうです。そうなるともっと粘ります。
粘ってはいけないのですから、始末が悪い。
酸化鉄を単味で混入する手だてもありますが、
それだと分散性が悪くなります。

さあ、どうしたものか。
思いついたのは含鉄土を煆焼してしまうこと。
そうすれば粘りも消える事でしょう。

ともかく、これは長い時間がかかりそう。
それで無くても宿題をたくさん抱えている以織です。
うーん。焼物は今更ながら難しい。
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Author:iorijiji
井戸茶碗陶術遣い

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