絵師。少白ワールド第2弾

少白絵付け1

昨日は「絵師・少白」こと仲森智博氏が東京より来てくださいました。
そして生素地の器へ描いてくださったのが上の画像です。
素焼きをしない生素地への作業は神経を張りつめなければなりません。
気を抜いて器の端でも持とうものなら、
粘り気の無いもろい磁器素地はパッカと割れてしまいます。

少白氏は呉須絵を描くだけではありません。
生素地だからこその性格を生かして、彫り表現も加えます。

実は以織窯では甥の小宮正樹が運営する加羅古窯への技術支援をしています。
「古染付け」という400年前の中国製磁器の表情再現を試みています。
雅味たっぷりの古作に近づけたら、「食事がもっと楽しくなるはず」との
仲森氏提案に賛同して、以織窯陶工も磁器に挑戦を始めました。

と、固い語り口になってしまったけど、
いままで陶土しか扱わなかった陶工が、
磁器土に触れて困惑しているのがロクロ引きに表れてしまいます。
ご覧の通り、少白士の絵付けはもう完成しているというのに、

少白絵付け2

我ら以織窯陶工と加羅古窯陶工の3人のゴールは遠そうです。
ボソボソ粘りのない素地土を扱い慣れているにも関わらず、
磁器土の熱変形が頭から離れず、ロクロ引きに躊躇してしまうのです。
焼くと高温による素地土の軟化で、形が大きく歪むからです。

素地土も釉薬も常に自家製の以織窯。
磁器土もそれなりに出来るのだけれど、熱変形に悩んでいます。
なので必要以上に厚い厚い器体を作ってしまい、
一回目の試焼は
少白氏のせっかくの絵付けを無駄にしてしまう結果だったのです。

敗者復活を願う第2回目ですが、まだまだ研究が足りません。
なのに、少白氏の絵付けはこんなに可愛いのです。

少白絵付け3

ね、ね、可愛い盃でしょ。
なんとか熱変形しないで焼き上がってくれないかな。
研究が足りない以織は、つい神頼みをしてしまいました。

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井戸茶碗陶術遣い

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