「安南勝虫図絞手茶碗」展示会出品作です。

安南勝虫図茶碗

磁器には縁遠い以織でしたが、
茶人・仲森智博氏の勧めにしたがってテスト焼きをしたところ、
テスト品を見た氏が言うに「安南手になりそう」。
そこで、熱中してみたら仲森氏も伊勢屋美術・猪鼻氏もほめてくださって、
今回の以織窯新作展への出品となりました。

安南とは今のベトナムのこと。
江戸時代にベトナムで焼かれた異国情緒溢れる磁器碗を
昔の茶人は茶碗として見立てたのです。
とりわけ焼成過剰にて呉須絵が流れた品を「絞手」と呼んで
愛玩したのだそうです。
安南茶碗の文様には花模様と、この茶碗の勝虫文様、
そして海老文様がありますが、
勝虫と海老文様の伝世茶碗は数少なく、
もしかすると江戸茶人の注文品だった可能性があるそうです。
勝虫とはご覧通りの蜻蛉のこと。
武士は肉食昆虫である蜻蛉の図を「武」の象徴として好んだのです。

以織窯安南茶碗は以織と姉・加津子の合作です。
以織はロクロ成形と焼成を
加津子は呉須絵を、それぞれ担当しています。

今年の以織窯新作展にはふたつの会場があります。
東京・西荻・伊勢屋美術「ギャラリー壽庵」さんが
11月29日㈯〜12月7日㈰までです。
同じく西荻・御茶道具「眞泉堂」さんが
12月4日㈭〜12月7日㈰までで
終了日は、どちらの会場も同じです。

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井戸茶碗陶術遣い

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