東京新聞に載りました。



本日3月30日の東京新聞32面(裏面)の
「匠の肖像」というコラムに以織が掲載されました。

去る25日、服部記者さんと三原カメラマンさんが
ここ蓑毛の工房に来てくださりました。
延べ6時間近く、楽しい取材を受けた以織です。

とりとめもない話を連続してお話したから、
記者さん達はきっとお困りになったろうと。
にも関わらず、穏やかにまとめてくださって
本当にありがとうございます。

手回しロクロを回している姿を、
撮影されるとは思ってもいませんでした。
急ぎ土を練りましたが、
いつものボソボソ土が、もっとボソボソにて、
内心あせった以織でした。

東京新聞様、ありがとうございます。
こんなに大きく紙面をさいてくださって。
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久しぶりにSHOPへ



ずいぶん間が空いていたのですね。
以織窯サイト伊勢屋美術SHOPに茶碗4点がアップされております。
大井戸茶碗、安南写し茶碗、呉器茶碗、小井戸茶碗です。
いつものように以織が簡単な説明をつけています。

お時間がございましたら、観てくださいね。
以織窯サイトはこちらです。


目跡



たかだか、こんなことで陶工は喜びます。
昔の陶器には見込みに「目跡」が残るものが多いです。
目跡とは、実は重ね焼きをした跡でして、
現代のように便利な窯道具がなかった時代、
焼物は耐火土で作った「メ」と呼ばれる土団子を、
高台に付けて重ね焼きしたものでした。

重ねられた方の器には釉薬が塗ってありますので、
当然、その土団子は焼き上がるとくっつきます。
なので、「メ」にはくっついても剥がれ易い、
耐火度の高い土を使うことが基本です。

ただ、古作の見込みに残る目跡は現代のものと違って、
なにやら砂粒みたいな大きさをして、
いかにも焼成後、剥がれ易いように見えるのです。

なので色々工夫してきました。
でも決定打が見つからなかったのでした。
書物を読むとチャートと呼ばれる堅い石を
砕いて使用したと記されていますが、
昔の民窯陶工が、手間のかかる仕事をするはずもなく、
きっと日頃の作業で出てしまう廃棄物を、
上手に再利用しているに違いないと踏んでいました。

しかし、どうもうまくいっていませんでした。
けど、どうにか画像のようにいきました。
ずいぶんと拡大した画像です。
砂粒のように土がくっついているのがお判りでしょう。
左側は焼成後、重ねた器を剥がしたまま。
それを削り取ると右側になります。

こんな小さな発見が実に嬉しいのです。
僅かな進歩ですが、古作陶工の合理的陶術に近づけると、
正直、嬉しいのです。

花粉恐るべし

つい先だってブログ書いたと思っていたら、
もう一ヶ月ご無沙汰だなんて、すいません。

前回、2月9日の65歳の誕生日に思いをブログに載せたのです。
ところがその数時間後、体が故障。えらいことが起きました。
とは言え、65年間も使い続けてきた体。
まして、睡眠不足が当たり前の窯屋の暮らし。
冬の水は冷たいし、土も凍っている仕事。
当然、壊れて当たり前。
承知はしていたのですが、病院通いは計算違いです。

故障に加えて確定申告でしょ。
納期の決まった仕事も抱え、てんやわんやでやりくり中。
と、ブログを書けずにいた言い訳をした次第です。

それに、今年の花粉は強敵ですね。
女房共々つらいのなんの。
故障のおかげで花粉対処の薬に制限があるので、
ひたすら我慢の爺なのです。

花粉症の皆様、くれぐれもお大事に。
プロフィール

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Author:iorijiji
井戸茶碗陶術遣い

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