今なぜ蝉?

5月20日のブログ「泥舟沈没」に
17日に仲森さんとその高尚なお仲間が
ここ以織窯にて開いてくださった茶会記を載せましたが、
以織には疑問が湧きました。
あそこまで周到にお道具を用意する仲森さんなのに
なんで「蝉」なの。

そうなんです。濃茶の茶碗に蕎麦手の銘「蝉」が使われました。
以織にとっては垂涎の出来映えのいい高麗茶碗です。
銘が「蝉」であろうとなかろうとおかまいなし。
名品を手に出来るうれしさで当日は気付きもしませんでした。

仲森さんのお答えを以下にそのまま掲載します。

 例えば蕎麦茶碗ですが、
 蕎麦茶碗が今後の課題になることを意識した部分もありますが、
 銘の「蝉」をとって今回の茶碗に選びました。
 和漢朗詠集に
 千峰鳥路含梅雨 五月蝉声送麦秋
 という詩があり、
 この季節と秦野の情景にぴったりということで選んだものです。
 茶杓の銘の「峰」で一応、これを受けたつもりです。

へーえ。お茶人の頭の中は鄙の陶工では計る事ができません。
こちらは蝉の「抜け殻」状態です。
現在の暦と違って陰暦の5月には蝉が鳴き始めていたのですね。

これが、茶人の「密やかな楽しみ」なんですって。

                   以織記
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こんばんは、伊勢屋美術以来です。

h.p.拝見しました。
仲森智博氏著「高麗茶碗考」「作品考」を読んで、千種伊羅保に朝鮮しています。

久方ぶりです。(以織)

その節は有難うございました。
遅々とですが作業しています。
今年は意外な事ばかり起こるので、戸惑っています。
服部さんもご熱心に作陶しておられるのですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
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井戸茶碗陶術遣い

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