トントントントン



突いても突いても、まだまだトントン。
花粉にさらされながら一日中トントントン。

自家製長石を砕いています。
テスト試薬なのでスタンパーで突くほど量がありません。
なので手作業です。
昔の工人も、きっとこうだったんだろうなぁ。

どうにもわからない問題の解決のため、
思いついたことをこなしています。
遠回りの人生を強要されるのが
陶芸に携わってしまった宿命と思い定めて。
爺だからこんな簡単軽作業でも筋肉がきしみます。
この作業の果てに、どんな結果があるのだろう。
突いても突いても、ほらまだまだ。

h29_3_17b.png

掘りの手ではありません。



掘りの手と呼ばれるものは、昔々、窯場で不良品が捨てられて,
土の中から発掘されたものを指すのだけれど、
まあ何百年も埋もれていたわけだし、まして不良品だから概して汚い。
けど写真の茶碗は汚いけれど新作なんです。
織部黒と呼ばれる手です。

窯出ししたばかりなのにこの汚さ。
もうずいぶん黒い織部は試作しているのだけれど、
まだ釉薬と焼き方がはっきりしない。
この耐火度でこの焼き方というのが掴めない。
今回はますます低温で焼いてみた。
低温では溶けが悪くなるので、長い時間焼く。
三日目にして真っ赤に焼けている器を
窯から引出して水に浸ける。急冷する。
引出し黒と呼ばれる黒色を引き立たせる技法だ。

h28_2_kuro_2.png

ほら、後ろは溶けきれず鈍い発色。小さなブクまで吹いている。
けど、負け惜しみを言わせていただこう。
こうして遠回りな試作を続けた方が色んなことが判って来る。
経験こそが財産なんだ。
他人様のレシピで焼くのも合理的には違いないけど、
自家薬籠中のものには育たないね。

けどやっぱり遠吠えかな。

h28_2_kuro_3.png



寒いなぁ

更新をひと月怠っていたらしい。
ブログに大きな広告が表れたので気がついた。
格別に書くことなんて無いんだよな。
寒い。
太陽が出ていれば、光に救われるけど、
雲に覆われた途端、寒気がやって来る。
風花が舞ったりする。
蓑毛。丹沢山塊、大山の中腹。

試作は続けているけれど、
未だご紹介するほどの成果は無し。
帯状の広告を消すためだけの投稿。
もうじき窯焚きをする予定。
今度は発表出来ると嬉しいのだがね。

まずは黒から



平成29年の初試焼きは引出黒からです。
まずまず融けてくれました。
漆黒の部分と、やや釉薬の薄いところは飴釉の色。
これも狙った通りだったので、さい先がいいですね。

h29_1_15_kuro2.png

ただし意識して黒釉を厚掛けした部分はブクを吹いて、
触ると細かに割れて取れてしまいました。
試験窯が小さいので炎に偏りがあるせいかもしれません。

薪窯の昇温を参考に低温をひっぱって長く焼いたせいでしょう、
露胎の土味は柔らかです。
ただしもう少し画像の発色よりグレーです。

h29_1_15_kuro3.png

あけましておめでとうございます


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Author:iorijiji
井戸茶碗陶術遣い

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